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事故

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長男はエレベーター設置工事の仕事についているのだが、
作業現場で4階の高さから2階の足場まで落下、大怪我をして救急車で病院へ運ばれた。
一昨日(3月25日)の夕方のこと。

最初は、作業現場に近い東京女子医科大学東医療センター(荒川区)へ搬送されたが、そこでは処置しきれないとの判断で新宿の東京女子医科大学病院の方へ転送となった。

妻が先に東医療センターへ着いていたのだが、自分は遅れて東医療センターへ向かう途中に転送になったことを妻から知らされ、新宿へ引き返し、東京女子医科大学病院へ向かった。

自分が病院へ着いた時には既に検査に入っていて容体を知ることが出来なかったが、転送用の救急車に同乗して先に病院へ着いていた妻の話では意識はあるとのこと。

検査の時間は長かった。

検査室から出てきたのは23時半頃だっただろうか、ICU準備室に運ばれてきたところでやっと長男の姿を見ることが出来た。
目は開いていたが、自身がどこにいてどんな状態なのか探っているかのようにときおり視線があちらこちら彷徨う。
意識はあり、視線の合った妻に向かって「ごめん」とつぶやいていた・・・

その後別室で担当医師から検査結果の説明を受けた。
背骨や肋骨などあちこちの骨が折れ、脊髄も損傷、骨折した肋骨で肺から出血していたり、とかなりの重傷だと言う。

東医療センターで事故現場にいた人から妻が聞いた話では、さかんにお腹が痛いと言っていて(医師の話では脊髄損傷によるものではないかとのこと)、下半身はまったく反応がなかったそうだ。
医師からも同じように下半身の反応がない、と説明された。

そして、肺からの出血があり至急施術を施す必要があるのでこの後すぐに手術に入ると言う。
手術は朝までかかるだろうとのこと。

自分と妻には家族用控え室が用意されていた。
会社関係の方たちが早くから病院に駆けつけられ、検査の間も待っていて頂いていたのだが、時間も時間なので、ひとまず引き上げて頂いた。

ICU準備室から手術室へ移動する際にまた長男の姿を見られるというので、妻と二人で廊下で待つことにした。
手術の準備に時間がかかっているのか、1時間ほどしてようやくICU準備室から出てきた長男を手術室へ見送り、2階の家族用控え室へ移動した。

午前3時頃に控え室内の電話が鳴った。
容体が急変したのかと不安な気持ちで受話器を取ると親会社の方らが見舞いに来ているので控え室に案内して良いかとのこと。
親会社はすぐそばの市ヶ谷にあり、そこで待機されていたらしい。

長男が直接お世話になっている下請け会社の社長さんもご一緒だった。
一緒に作業していたのだが現場で事故の後始末などをされて、わざわざ長男の仕事用バッグを届けて来てくれた。

一通りの挨拶を交わしてまた妻と二人だけになった。
眠っているのか起きているのか分からないような状態でいる内に夜が明けた。
が、手術はまだ終わらない。

ようやく手術室から戻ってきたのは午前8時頃だっただろうか。
肺からの出血への施術だけでなく、背骨の数カ所と損傷した脊髄にも固定する手術を行ったとのこと。

こうして手術を終えた長男はICUへと運ばれていった。
ICUは基本的に家族近親者以外入れない。
眠ったままの長男の姿をしばらく見守った後、病院を後にした。


事項発生時、4階の足場で作業していたのは長男ひとりだけ。

検査がまだ終わる前から、親会社の方に、命綱となる安全ベルトを事故発生時に長男がどのような状態にしていたのか本人に確認して欲しいと何度か依頼された。
が、とてもそのような質問を出来る状態ではなかったので後にして頂いた。

安全ベルトを規則通り使用していれば、まさにそれが命綱となり、足場が崩れても少なくとも落下することはなかったことを確認したいようだ。

確かにそうだろうが、現場で作業していた方から後で聞いた話では、長男が作業していた 4階足場へ上からの落下物(本来溶接で固定されているべきものらしい)があり、それで足場が壊れ、そのまま落下したとのこと。
足場がいきなり崩れた訳ではない。

仮にその落下物が長男を直撃していたらどうだろう。
安全ベルトがどうとかに関係なく、その時点で致命的な事故になっていたかもしれないことは十分に想像できる。

警察の現場検証もあったそうだし、事故の経緯についてはきちんと知っておきたい。


病院からの帰り道、例の仕事用バッグを背負って歩き出した。
妻からは重いから宅急便で送ろうと言われたが、長男のそのバッグを背負っていたかった。

作業用の工具やらがぎっしりつまっているそのバッグは確かに重い。
情けないことだが曙橋の駅までもたなかった。
結局、コンビニから宅急便で送ることにした。

長男は、毎日6時前には起きて自分でお弁当を作り、この重たいバッグを背負ってあちこちの作業現場まで通っていたのだ。


どうしてなのだろう。

何故、うちの子供がこんな目に遭わなくてはならないのだろう。
身近な人間が不慮の事故に見舞われた者なら誰でも思うだろうことを自分も思った。

一命を取り留めたのがせめてもの救いだが・・・

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Comments

Siさんお見舞い申し上げます、突然の大事故でさぞかし心配されたことと察します、一命を取り留めてまずは一安心、今後全快に向けて期待と不安だらけでしょうが、まずは気をしっかり持って息子さんのケアに当たって下さい。こんな事しか書けませんが、一日も早いご回復をお祈りいたします。

Posted by: vafee | March 28, 2010 at 07:23 PM

vafeeさん、コメントありがとうございます。
ブログでこんな明るくない内容、しかも長文、読まされる方もたまったものではないかと思います。

何も書かないか、さらっと書くか、
などと迷いもありましたが、結局こんなかたちでアップさせて頂きました。

心身ともに一番ダメージを受けているのは本人なので、vafeeさんが書かれているように家族がしっかりしなくては、と思っています。

辛いときにvafeeさんから暖かい言葉をかけて頂くのは昔からですね。
本当に感謝です。

Posted by: Si | March 28, 2010 at 10:04 PM

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