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車椅子での一時帰宅

昨日の夕方、病院からの「外泊」と云うことで事故に遭ってから初めて、そして久しぶりに長男が家へ戻ってきた。

外泊は、国リハでの治療・リハビリを終えて退院した後に自宅での車椅子での生活がどのようなものになるか、何が必要か、を実際に確認するのが目的で、国リハに転院した当初から主治医から言われていた。
夏頃を予定していたのだが褥瘡治療が長引いた影響で延び延びになっていた。

ドライバー(娘)が仕事のためラフェスタが動かせず、妻が迎えに行った。
病院からタクシーに乗りそのまま家まで帰ってくれば良い、と妻には勧めた。
が、本人は電車で帰ると言っているらしい。
楽をせずに自力でどこまでやれるのか試してみたいようだ。

実際、所沢方面から国分寺まで西武線、国分寺から府中までバス、そして自宅最寄り駅まで京王線に乗って、と云うコースで戻ってきたとのこと。
国分寺から府中までは、はじめタクシーを利用しようとしたが、タクシー乗り場の段差が支障となって車椅子から乗車出来ないことが分かり、バスに変えたらしい。
車椅子に座ったままバスに乗っていたわけだが、急停車の時などは車椅子が浮き上がるような状態になったりして怖かったそうだ。

20時過ぎに自分が帰宅すると、業者さんが用具類の設置作業をしていた。
家の中の改修が出来ないので、トイレやバスなど様々な福祉向け生活用具を置いて対応するしかなかった。
用具によっては高さの調整が必要なので本人が在宅の時に納品する、との話だったのでこの日の外泊に合わせて来てもらった。

用具類の設置作業も終わり業者さんが帰った後で夕食。

3月25日の朝仕事に出て行き、その日の夕方事故に遭って救急車で搬送され手術、そのまま入院。
転院をはさんで、入院生活もすでに8ヶ月が過ぎた。
長男と妻はダイニングテーブルで、娘と自分は座卓テーブルで、
といささか変な感じだが、本当に久しぶりに4人揃っての食事となった。

刺身中心のおかずを美味しそうに食べる。
病院ではたぶん出ないでしょうね。
車椅子に乗っていることを忘れれば以前と変わらない。
むしろ、長い入院生活で病院スタッフ、他の患者さんたち、たくさんの人々と接してきたことで前より穏やかな感じすらする。
病室では消灯時間となる21時をだいぶ過ぎて夕食が終わった。

車椅子は病院で利用している物をそのまま借りてきている。
病院ではそれほど感じなかったが、家の中で見ると結構大きいものだ。
部屋への出入りや廊下の走行の際はスペースにゆとりがなく大変な様子。
ダイニングテーブルは、天板の下を囲うように付いている板が車椅子に座った状態ではひっかるようで、これは退院までに買い換えないといけない。
こういうことも実際に車椅子で家の中の生活をしてみないと気づかない。

明日の日曜日、長男はまた病院へ戻る。
他の患者さん達は外泊から戻ると「ここが一番居心地が良い」と言うそうだ。

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